缶、ビン、ペットボトルはキャッシュ・リファンド方式になっている。つまり、これらの容器に入った飲料などを購入する時に一定額が上乗せされていて、後にそれをリサイクルに出せば現金が返ってくるというやり方。
渡米当初は普通のビン・カンごみとして棄てていたのだが、ビールや水の消費量が多い我が家、やはりリファンドをもらったほうがいいのではないかと思い、数ヶ月前からリサイクルセンターに持ち込むようにしている。
リサイクルセンターは大型スーパーの横など、市内あちこちに設置されている。トレーラーの荷台部分というか掘っ立て小屋というか、どうかすれば見落としてしまうような小さな施設。ここに、1名の従業員と、缶やペットボトルを潰して小さくする機械が置かれている。
ある程度溜まってから持って行くので、訪れるのはせいぜい月に1回なのだが、これが実は結構憂鬱な作業なのだ。
この施設には、一般の家庭から持ち込む人々に加え、それを生活の糧にしているホームレスもたくさん訪れる。数にしたら後者のほうが多いようにも思う。彼らは、町の公園のごみ箱などから集めた資源ごみを持ち込み、キャッシュ・リファンドで得た現金で生活しているらしい。
それ自体はあまり気にならない。むしろ道端で物乞いをしている人たちに比べれば、逞しさを尊敬する。一方で、彼らが交わす会話は快いものではない。いわゆるF-word、S-word満載で、社会や他者や、ホームレス仲間を中傷するような話題は、ここを訪れる都度、嫌というほど聞かされる。
施設が小さいので待ち時間が長く、色んな飲料の匂いが混じった空気の中、このような場面に20~30分も身をおくのは、正直心地よいものではない。
スウェーデンも同様にキャッシュリファンド方式で、週末ごとにスーパーの収集所に通っていたけれど、このような光景をみることはほとんどなかった。
アメリカの格差社会に関して、世間知らずではいられない、と毎度思わされる。
お小遣い欲しさにリサイクルセンターに持ち込む作業を手伝うというYuu。はたして彼女を連れていくことが社会勉強になるのか、もう少し大きくなるまで避けておいた方がいいのかは、まだ判断していない。
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