2012/10/08

Passport to California (Aya)

4年生になって最初のプロジェクト、Passport to California のプレゼンテーションが無事に終了。この課題、4年生カリキュラムの定番らしい。家族(祖先)の中で最初にカリフォルニアに来た人物の立場で、その当時の経験や出身国(州)の文化習慣こと、移民後の生活などについてまとめるというもの。成果物として、これらをまとめた小冊子の作成と、5分間のプレゼンテーションを行う。

このプレゼンテーションをきっかけに、今後、主に社会の授業を通じてカリフォルニア州について色々と学んでいくという流れになっているらしいが、「家族やとう遠くない先代の誰かが、国や州の外からやってきた」という前提に立っているところが、なんともアメリカらしい。

実際にクラスメイトの発表内容をYuuに聞いてみると、両親または祖父母の世代で移民してきている人たちが多い。しかも出身は世界各地にちらばっている。こういう多様性、好きだな。

さてYuuは誰の立場でこの課題に取り組んだかといえば、当然、自分自身。こういう時にこそ活躍する浴衣と下駄をまとい、渡米した時に持っていたカバンとテニスラケットを抱え、教室に入ると、そこには入国管理官役のクラスメイトが。

「パスポートの提出をお願いします。はい、良いでしょう。ようこそカリフォルニアへ!」と、準備した小冊子にスタンプを押してくれる。

5分間のプレゼンテーションでYuuは、浴衣の紹介、日本食と平均寿命について、漢字のこと、日本の美しい四季、そして地震東日本大震災について語った。用意周到の私の再々の指導の賜物で、暗記はばっちり。緊張することもなく、ニコニコと楽しげに発表していた。
My name is Yuu Ishikawa, and I am one of the first members of the Ishikawa Family to come to the Unites States. (私の名前は Ishikawa Yuuです。石川家の中で最初にアメリカにやってきたメンバーの1人です)。のフレーズが、私のお気に入り。

なんか、フロンティアみたいで格好いい。

これからの長い人生で、YuuはIshikawa Familyの歴史にどんな新しいことを刻んでくれるのだろう。

親子ダブルス(Aya)

10月6日‐7日で行われた大会は、これまでとは少し趣向が異なった。

まずはいつも通りのシングルス。チャレンジャーの部にエントリーし、今回は第1シードをもらった。1回戦はBye、2回戦は6-0、6-0の完勝。

迎えた決勝は、ランキングこそ下とはいえこの身長差の12歳。身体だけでなく、声も態度も大きい彼女に気圧されやしないかと心配したが、「大きい子はもうなれてるモン」とケロっとした顔でコートに向ったYuu。

強打を打ちこまれても拾って拾って相手のミスを誘ったり、ロブをあげられれば更に高いロブで返して応戦したり、強気のプレーを終始続けることができた。

課題が残るサーブ(ダブルフォルト)を除いては、Yuuのプレーは打球が強くない割にミスが少ないので、相手の選手にとっては嫌な展開だったと思う。すっかり意気消沈してしまった彼女、終わってみれば6-2、6-2の完璧な勝利だった。

チャレンジャーの部では初優勝。自信につながったかな。今回はビデオを撮ってみた(以下リンク)。このゲームは第1セットのターニングポイントになった長いゲーム。リードから追いつかれ、デュースにもちこまれたが何とか粘り勝った。

 http://youtu.be/uCHkfIwxvDI (6:05あたりから始まるラリーがみどころ)

さて、ここからが今大会のメインイベントの親子ダブルス。
Yuuがオモチャのラケットを振っていた赤ん坊の頃からHideが夢見てきたことがついに叶ったというわけ。1週間禁酒して臨んだところからも気合いが感じられる。「Yuuに怒られないようにしなくっちゃ」と、プレッシャーもかかっている様子。

初戦ペアは、なんと娘さんが高校3年生(大人じゃん・・)のペアだった上に、午前中に練習しすぎたHideが本番で疲れを出してしまい、大事なポイントでミスが目立ってしまった。フルセットまで持ち込むも、4-6、7-6、0-1(8)で敗退。ん~、勝てる相手だっただけに残念。

コンソレーションに入った2戦目は、この日12歳オープンで優勝を果たしたJulian(12歳)のペアと対戦。2試合目ともあって2人の息がぴったり合って、観ていても安心感があった。Hideの身体のキレはよく、Yuuは相変わらずの安定したプレーとJulianのスピンがかかった強打への上手な対応でみるみるポイントを重ね、8-0で勝利。決勝は不戦勝でちょっと肩すかしだけどコンソレ優勝を遂げた。

帰宅の車中、「あああぁ~たのしかったなぁ。Yuuちゃん、またとーさんとダブルス出てくれる?」「ん?いーよー。」と、なんとまぁ愛に溢れる会話をする2人。嫉妬の余地もありません。

数えてみたら、この親子ダブルスがYuuの公式戦50試合目だった。記念の1戦が父親と一緒のダブルスで、しかも勝利できたこと、Yuuはいつか懐かしく思い出してくれるだろうか。