2012/08/11

最高の敗戦(Aya)

まだまだ続く、テニス漬け月間。月~金のテニスキャンプでは、朝4時間分のレッスンフィーしか払ってないのに、「もう、Yuuはいつ来てもOKだから好きなだけ練習しろ」といわれていて、即ち午後の2時間も加えて6時間/日の練習をこなしている。

相変わらずあまり伸びない身長はさておき、全身の筋肉のつき方が逞しくなった。遊び半分でボディービルダーのポーズをさせると面白い(さすがに裸の写真は載せられないが)。片腕で腕立て伏せが出来る日も遠くないと、本人談。体重は25キロに近づいている。

今週末はLos Gatos Swim and Racquet Cludで開催された12歳初級トーナメントに参戦。決勝でまさかの敗退を喫したが、6-7、6-2、9-11(3セット目は10ポイントタイブレーク)、2時間半を超える試合をよく戦い抜いた。

浮き彫りになった課題は先週のバークレーの大会と同じ。安定したゆるやかなボールを返してくる守り型の選手に対して、攻めきれない。相手のペースにのまれてしまい、強気のショットが打てなくなる。ミスが怖くて、ポイントが欲しくて、勝つことへの意識や「勝てるはず」という思いがボールへの集中力を下げてしまう。結果、攻撃のチャンスにショットの精度が下がる。

周囲で観戦していた人たち含め、実力についてはYuuが上だと誰もが認める。が、数字だけ見るとどちらが勝ってもおかしくない試合運びであり、結果は敗戦。なぜこんなことになったのかを振り返るためには、この試合負けてよかった。もし勝っていたら、優勝の喜びが反省に勝ってしまい、得られる教訓が半減していたかもしれない。

『すべてのボールに100%の魂を入れて打つんだよ。相手がどう打ってこようとYuuのショットをで返すんだ。』・・・・Hideの訓えは9歳児にとって容易でないが、本人も身にしみて理解している様子だった。

ところで、かれこれ何十試合もの観戦を経て、Ayaの心臓もだいぶ鍛えられてきた。少なくとも冷静を装ってYuuの戦いを観ることはできる。それでも昨日の決勝は、脈拍も血圧もあがりまくりでエネルギー消失が激しかった。負けてしまった瞬間は、「勝たせてやりたかった・・・」という思いでいっぱいになってしまった。

「わたしもまだまだ鍛錬が足りないな」と思っていた傍らで、わざわざ観に来てくれていたコーチのPhilが一言、“あぁ~心臓に悪い試合だったゼ”。あっ、えっ、そうなんだ。ニコニコおちついた表情で観ていたようで、彼もドキドキしまくってたのね。

きっとそれだけ、Yuuに思い入れてくれているんだろうね。


2012/08/08

渡米1年(Aya)

8月8日はちょっと特別。

1年前の今日、Yuuと2人で渡米し、先に来ていたHideに合流を果たした。

「あの時はホント、ドタバタだったよねぇ。」

と、毎晩の晩酌を交わしながら、穏やかな気持ちで1年を振り返ることができたのが純粋に嬉しい。何もかもが計画や想定から逸れてしまったかと思いきや、それは単に表層の部分だけで、Ishikawa Familyとして大切にしたいことの核のところは何ら変わっていない気もする。

健康だし、毎日が愉しいし、前を向いて歩いているし。

願わくば、これが長いアメリカ生活のほんの初めの一歩でありますよう。

1年分のBlogを読み返し、Yuuの成長、自分の心境の変遷、小さくて愉快な出来事の記録をおさらいする。

気張るより粘れたかな、流されないけどしなやかだったかな、必死だったけど気楽さを忘れずにいられたかな。

2012/08/05

チャレンジャーの部初挑戦(Aya)

夏休み最後の1ヶ月は怒涛のテニス漬けと決めていた。月~金は4~6時間の練習。土日はトーナメント出場(毎週末)。今回は、自宅から1時間ほど北東のバークレーで行われた大会に出場した。

これまでと違うのは、同じ12歳以下の部でも「チャレンジャー」レベルにエントリーしたこと。言い換えると「中級」だろうか。何戦か経験した大会と同じ年齢層だが、もうすこし経験を積んだ(強い)選手と試合をすることができる。

毎日の練習で、中学生や男の子と沢山打ち合ってきたので、強く速い球への対応が上手になってきた。今回はその腕試しをしてみようというわけ。試合前日の練習試合でまたまたストリングを切ってしまったYuu。近所のテニスショップで即日張りしてもらえてよかった・・・(ストリングマシンを買うとHideが言い出す日が遠くないかもしれないが、今はそんな出費をする余裕はない)。

8時試合開始に間に合うよう、6時過ぎには出発。車の中で二度寝をしたはずなのに、事前ウォームアップからいまいち調子が出ないYuu。初戦は0-3から追う形でのスタートになった。身体が温まってきて、気持ちさえ強くもっていれば必ずカムバックするだろうと思える展開だったので、落ち着いて静観していると、期待通り。逆転で6-4、第2セットも6-3で勝利。フォアハンドが安定している一方でバックハンドが弱点であることを見抜き、ショットをバックハンド側に集める作戦が功を奏した。相手によって作戦を変えながら試合できるようになってきている。

2戦目はなんと、同じアカデミーに通う知り合いのお姉さんと対戦。強気のショットと前後に振る作戦で第1セットは6-3。が、第2セットから相手が作戦を変えてきた。全てのボールをやわらかく高いロブ系で深く返してくる。返球が安定してミスしない上に、Yuuがどれだけ打ち込んでもそれに合わせることなく、フワリと戻されるので調子が狂う。Yuuの身長が低いところにつけこまれた形になった。強く攻めても脚を使ってもジワジワと追い詰められてポイントを失う展開に、“どうしていいかわからない”と言いたげな表情をみせるYuu。第2セットは2-6で落とし、そのままスーパータイブレークも1-10で負けてしまった。テニスの技術では負けると思っていなかった相手だけに、落胆するYuu。

いやいや、学びが多いという点では良い敗戦だった。この夏、リスクをとってもアグレッシブに攻める練習や、速い球への対応を一生懸命練習してきたけど、このタイプの選手に対応するためには球種を増やす必要があると、Hideは分析する。

習得すべきはいわゆるライジングショットとスウィングボレー。球を捉えるタイミングを早くすることで、相手に時間を与えず、ゆるやかなボールがきても一気に攻めのショットで返すことができる。浅く来るボールはバウンドするのを待たず、スピンをかけたスウィングボレーでウィナーを狙う。

言うはやすしだが、Ayaには教えるすべがないしHideが教えてやれる時間は限られている。こういう時こそコーチ陣を頼るのだ、とばかりに、アカデミーのヘッドコーチ & 担当コーチ、個人コーチのそれぞれに試合の経過と課題を連絡しまくる。それぞれに、「解った。次回の練習からそこにフォーカスしよう」と返事。小さい頑張りやのYuuのことを助けたいと思ってくれる人が大勢いてよかった。

ちなみに今回の大会は、敗戦の後のプレーオフで勝って3位。チャレンジャーの部初挑戦にしてはなかなかの出来だった。何より、1日に3セットマッチを3つこなしたのは初めて。合計6セット+スーパータイブレーク1つ。想像を絶する運動量だと思う。

引率した私たちも含め、お疲れさま。

テニス漬けの夏休みである一方、毎日の公文学習もよほどの理由がない限り欠かしていない。もちろん、毎月の作文課題も。7月は、サマースクールで書いた英語のエッセイを日本語訳するという一風変わった作文を書かせてみた。

ほら、漢字の習得もバッチリでしょ・・・・笑