もう、そんなに経ったのか。『何を言われるんだろうね~(Aya)』、『Yuuはバカな子ねって言われるんじゃない?笑(Yuu)』などと言いながら約束の時間に学校に到着。Yuuはちょっと心配そうな表情で教室に向かう私を見送った。
実はわたしもちょっと心配だった。学校で何を学習したのか、など、Yuuはほとんど家で語らない(私が聞いても曖昧にしか答えない)から、ちゃんとついていっているのかやや不安があったので。
それだけに開口一番の先生の言葉は、ちょっと想定外。
『Yuuはとても勉強熱心な子ね。頭の良い子だから学習も速いわ。分からないことがあれば質問をするし、発言は明瞭できちんとしているわね。いつもとても積極的にに勉強しているわよ。』
ヲイヲイ、それは褒めすぎ。ってか、やっぱ内弁慶なんだ、アイツ。
『算数が好きみたいね。スペリングも得意。課題は地理と歴史ね。教材が難しいから言葉の壁もあるのかもしれない。だけど、彼女もそれを分かっていて、分からない言葉があれば躊躇せずに質問するので、じきにに追いつくと思うわ。』
なるほど、アメリカの地理と歴史だけに、言葉の壁以外にもハードルはあるかもしれない。
『新しいクラスや友達にはすぐに馴染んで、友だちにも好かれているわ。新しい環境に慣れるのが速いのも、彼女のいいところね。優しい心の持ち主みたいね。』
これには小さなガッツポーズ。私たちが親として一番大事におもっているのが、他人に優しい心をもつことと、新しい環境や事柄に適応する能力をもつことだから。
放課後の過ごし方に話が及んだ際、月・水・金はテニスで、火・木は補習校、週末もテニスばっかりやってることを話すと、
『友だちと遊ぶ時間がないのは少し心配。まだ8歳なんだから、ただ単に子ども同士で遊んで過ごす時間もとても大切よ。学校で話を聞いていると、テニスのレッスンが遊びを兼ねているようなことをYuuは言ってるけど、完全にオフの時間を作って、クラスメイトと遊べるようにしてあげたらどうかしら。』
ごもっとも。近所の同級生を遊ぶ時間は、今のYuuにはない。もしかしたら彼女も先生に「いつも忙しい」と話しているのかもしれない。

