生まれ育った町でもひときわ風格のあるマンションで、憧れとまでは言わないがまさか自分が所有することができるとは思っていなかった物件。2010年の夏にスウェーデンから帰国した時に、タイミングよく、少し背伸びすれば買える値段で手に入った時は本当にうれしかった。年老いたというには何十年も早い気がするが、でもそのうち老いていくであろう両親の近くにいるのも、さんざん実家を食い物にしてきた長女が最後にいい顔するにはちょうどいいと思っていた。
あっという間に状況が変わり、1年と住まずに渡米。2~3年の駐在かとおもいきやその会社とは縁がなくなって、永住権取得。よほどのことがなければ、当面は帰らない。
ならば賃貸でと当初は考えたのだが、要は割が合わない。思い入れがあるからと言って、ペイしないものを所有し続ける余裕はないという結論に至るまで、数ヶ月間の空室期間を経てしまった。
でもいざ心を決めてしまえば、苦渋の決断、というほどのこともなく、むしろ潔くスッキリした気分。少しでもよい値段で買い手がつくよう祈るのみ。向こう数週間で不動産業者を選定し、12月初頭にも売り出しできればいいと思っている。
しかし、本当に良いマンションだったよなぁ。