「年末までに1回トーナメントに挑戦しよっか。」と言ってエントリーしたDe Anza Junior Tournament。

最初はやや気おくれしていたYuuだが、わくわくした気持ちで当日の朝を迎えることができた。出場は8歳以下女子Noviceの部。近所の公園で軽くウォームアップを済ませてから会場に到着。
チェックインを始め、大会オフィシャルとのやりとりはすべて子ども自身が行う決まりになっている。その辺の自立心はだいじょうぶ。あっさりとチェックイン完了。
8ドローのこぢんまりとしたトーナメントだったが、8歳以下の女の子で大会に出るような選手がそれだけ集まるだけでも大したもんかもしれない。しかも、似たような大会は毎週のようにどこかで行われているんだから、ここはやっぱりテニス天国。
初戦の相手は7歳のAstrid。結果は6-1、6-0完勝だったのだが、精神的には苦戦を強いられた。スコアやラインコールの誤りが多く、しまいにはゲームカウントまで自分有利に曲げてしまう。Yuuのコールには不平をぶちまけ、コート外の父親に助けを求める(これは禁止されている行為)。後半はレフリーの監督下で試合が進められる始末だった。しかしYuu、終始冷静に対応し、相手の誤りに対しては毅然と反論していた。大したもんだ(しかも、英語ですよエーゴ。って、それは彼女にとっては何でもないことなんですが)。
大会前にコーチから言われていたのは、「(1)スコアを間違えずに最後までちゃんと数えること、(2)愉しむこと」。なんとも的確なアドバイス。これらを達成できるということは、3セットマッチという長丁場を最後まで集中して乗りきれていることを示すのであって、勝ち負けより重要。
この大会はフラットで打つ傾向が強かったYuu。スピンは得意なはずなので、気持ちの問題なんだろう。
翌朝の準決勝の相手はMina。お母さんがテニスコーチ、お姉さんたちもみんなテニス選手という強豪。グランドストロークの安定性抜群、かつ、気持ちの強い子で、テニスの力量では負けてないんだけど6-3、6-2で完敗。
第2セット、Yuuの優位で始まったものの、数本の怪しいラインコールに気持ちが乱れた彼女、その後、Minaがスコアを誤り、Yuuの40-30だったのを自分のゲームだとコール。これこそ、猛反発を仕掛けるべきところだったにも関わらず、Yuuもスコアを数えられていなかったらしく、あっさり納得してしまった。
ここでもやはり、コーチのアドバイスが的確だったことを心底実感。
さめざめと泣いた悔し涙もそこそこに、最終戦は3位決定戦。相手はPatra。勝敗が問題ではないとはいえ、この試合は勝ってほしいと願っていた。良い気分で最初のトーナメントを終えてほしい。「ほら、愉しんで行っといで!」と送りだした私の内心の方が実はハラハラ。
実力に差があり6-2、6-1で勝利。終始守りのテニスで、ボールが浅く、コートの中央に安全に返すことに徹し、相手のミスを待つ試合運びだったが、マッチポイントでは、甘い球を高く捉えて角度のついたクロスに深く返すエースを決めることができた。まずは胸をなでおろす。コートから出てきたYuuの「やったよ!」という顔に、親ばか心が全開。よくやった、Yuu!!

簡単な表彰式で、3位のタテをもらったYuu。「え?なんで?Yuuが3位なの?」・・・・トーナメントっつーものの仕組みはまだ完全に理解していない模様。
8歳女子Noviceの部で健闘した4人の少女たち。両親が構えるカメラに向かって、最高の笑顔。みんな本当にかわいい。ここで、Ayaの涙腺は完全に決壊し、サングラス隠さなければならなくなった。

渡米から4ヶ月。またひとつ世界を広げたYuu。きっかけを与えると、その機会を上手に懸命に活用して自らの成長の糧にすることができるYuu、
あなたはハハの誇りです。