本当にいいものを観た。錦織圭Basel500で準優勝。しかもこの2ショットが拝めるなんて最高。
1回戦でBerdychに当たってしまうし、1試合みれれば御の字かと思っていたらとんでもない。BerdychのみならずDjokovicまで(Top10選手を2人)破っての決勝進出は、ラッキードローでもなんでもなく正真正銘の実力。特に準決勝の対Djokovic戦の2セット目はすばらしかった。
テレビでは放送しないので、WebストリーミングのTennisTV.comで観戦のIshikawa Family。ヨーロッパの午後はこちらの早朝にあたるため、連日の早起きで臨んだ。準決勝、決勝はヒロも参加し、朝食を食べながら。

決勝では王者Federerの前に手も足も出ず、の感があったのは確か。調子が悪かったわけではなく、そんなに緊張している風でもなかった、のに、やはり完敗。最後までFedererの涼しく美しい表情が崩れることがなかった。でも、表彰式のスピーチでは、「5年前に練習した時に、きっと上手くなると思ったけど、やはり強くなってここまで来てくれた」と圭を称賛してくれていた。王者の貫録と余裕があってこそのコメントなのかもしれないけど。圭の初々しいというか、たどたどしいスピーチも好感。トーナメントダイレクターに対し、「ワイルドカードをくれてありがとう。これがなきゃ、ここにはこれなかったし」と言った時には、会場からあたたかな笑いも。
Baselはスウェーデンに住んでいたころに観戦した、AyaHideYuuにとって思い出の大会。あの時もFedererが優勝していた。富裕層が多く住む地域で開催される大会だけに会場にはどことなくスノッブな雰囲気がある一方、ここが故郷であるフェデラーがこの大会に抱く思いは、いつも謙虚で、あたたかく優しい。表彰式でみせた感涙はもちろんのこと、ボールキッズに対する配慮、観客席を見上げる表情など、細かな動作に感謝の気持ちが溢れている。
大成した人物にとっての原点というのは、凡人のそれとはまた、違うのだろうか。