2015/01/28

30年越しの理科実験(Aya)

6年生は参加必須のサイエンス・フェア(理科実験のプロジェクト発表会)。それぞれにテーマを定め、仮説に基づいて実験と検証を行う。

敢えて入れ知恵をして決めたテーマは、30年前に夏休みの課題で私がやったのと同じで、合成洗剤が生物に与える影響を調べるというもの。アメリカで最も一般的に使われている合成洗濯洗剤と自宅で使っているオーガニック洗剤で溶液を作り、別々のトレーでブロッコリースプラウトを栽培する。水道水だけで栽培するものも加え、3者の成長を比較する。

並行して、醤油やケチャップのシミを2つの洗剤で別々に洗い、その洗浄力の違いも調べてみる。合成洗剤に使用されている化学薬品は何なのか、環境にどのような影響があると言われているのか、オーガニック洗剤は合成物を使わずにどのようにして汚れを落とすのか、などのリサーチはインターネットで。

図書館に行かなくて良いこと、レポートを手書きしないことを除いては、30年前と同じアプローチ。

(分かってはいたが)ブロッコリースプラウトの成長の違いには、驚くべきものがあった。合成洗剤5%の溶液で栽培したものは、発芽さえしなかった。

テーマ設定から全て自分で考えさせるやり方もあったと思う。が、敢えてヒントを与え導いたのは、自分自身が実験を行った時の強烈な記憶がその後の消費者としての選択に影響を与えてくれたから。

テニスという長期プロジェクトを抱えたYuuは、学校との両立がやっとで、忙しさのせいで11歳にしてリンゴの皮むきもしたことがない。生活力をつける教育は後手にまわっている。消費者としての日常生活に関する知恵や見識、安全や環境への配慮について、今回のプロジェクトの実体験を通じてちょっと考えてくれると良いと思う。

私はわたしで、つかの間(?)の専業主婦生活の中で、テニスとは無関係の何かをYuuと一緒にやるという貴重な体験を愉しんでいる。