2012/01/20

Famous American (Aya)

Famous American Presentationとは、いまYuuが学校で取り組んでいるプロジェクトのなまえ。要は、アメリカ史に名を残す著名人について調べて発表しましょうというもの。科目でいうなら社会と国語(英語)をミックスしたようなもんだろうか。11月初頭から2月中旬までかけて完成させる長丁場の、いまちょうど終盤に差し掛かっている。

親の関与は当然のように要求されるし、内容がけっこうハードなので、Famous Americanの2単語はこの頃いつも私の頭のどこかにひっかかっている。

最初の4週間はひたすら読書課題。学校から与えられた有名人の名前リストから最低でも6人を選び、伝記をよみ、記録をつけるというもの。配られたリストを見ても、知っている人物は数えるほど。「坂本龍馬があればいいのに」などの非現実的な愚痴もほどほどに、誰の人生が読み応えがあるのか、Yuuの興味をひく人は誰なのかを判断するため、まずは私がそれらの人物について調べるところからスタートだった。なんとか、興味深そうな6人を選出。

4週間で伝記を最低でも6冊。英語のレベルが地元の子どもたちには及ばないYuuには大変な課題。期日までに読み終えられるよう、尻をたたくのが次の難関。もちろん、内容の理解を確認するために私も同じ本を読む。ハァ勉強になりました・・・(笑)

最低限の6冊をクリアしたYuu。その中から1名を選びさらにリサーチする段階に入り、彼女が選んだのはJim Thorpe(というか、彼を選ぶように誘導する作戦が成功した)。選んだ理由は以下;

  • アスリート(陸上、フットボール、野球)
  • Non-caucasian(非白色人種)
  • 少年時代までは身体がとても小さかった
  • 1912年のストックホルムオリンピックの金メダリスト
そう、Yuuが共感しそうな要素がたくさんある人物だったから。1880年代~1950年代を生きたJimは、ネイティブ・アメリカン(インディアン)として生まれ、天性の運動能力と本人の努力によりスポーツで数々の名声を勝ち取った。父親との約束である “show what an Indian can do” を守り、体現した人物。自らもスポーツに励み、身体は小さいけれど一生懸命の努力で実力を伸ばし始めているYuuには良いロールモデルになるんじゃないかと思ったわけ。

その思惑の通り、Jim ThorpeはYuuのヒーローになった。写真をみて「格好いい!」とまで言い出すから可笑しい。でもそれくらい興味をもってもらわないと、リサーチなんてできないし、まいっか。

Jim Thorpeに関して読み深め、幼少期-成人期-ライフスキルの3部構成スピーチを作成する、この課題に3週間。学校からの指示は「子どもに自分の言葉で書かせるように」、の真逆で、「保護者ができるだけ関わってサポートして書くように」だった。Yuuにとってはそのほうが好都合だった。彼女の書く力(文章力)はまだまだ未熟で、スピーチを作成するのは至難の業。彼女が書きたいことを聞き出してマトモな英語にしたり、書くべきポイントに誘導したりしながら作成した6枚の原稿は、まもなく完成。

最初はそれでよいのではないかと思う。次の課題は原稿の丸暗記と、クラスの前でのプレゼンテーション。暗記する過程で、ハハが書いたとも言える原稿を自分の言葉として吸収し、発表で人に伝えることができれば十分だろう。

(しかし、私が多少なりとも英語ができてよかった。)

何でも、当日は衣装と小道具を使ってよいのだとか。スポーツウェアや道具は山ほどあるし、何か面白いことができそうだ。

「あっ、それならかみの毛を短く切らなきゃ!とーさんくらい短くするー」

そこまでしますか・・・・。

2012/01/18

ストレッチ(Aya)

2012年1月から施行となったUSTA(United States Tennis Association/テニス協会)の新ルール TAUT (Ten and Under Tennis)により、協会主催の10歳以下を対象とする公式試合はやわらかいボールと小さいコートで実施されることになった。また、10歳以下については戦績によるランキングがつかなくなった。

これに疑問を呈する有識者は多く、Yuuのアカデミーのヘッドコーチもそう。これからテニスを始める子どもたちには参入障壁を下げる効果があると思う。一方ですでにレギュラーボールとフルコートで十分にできている子どもたちを「後戻り」させて良いのか、という点では私たちも同意。

結果として公式試合の機会が減ってしまうであろう子どもたちへの代替策として、週末を利用したスクール内トーナメントが開催されると聞き、早速申し込んでみた。

Yuuの他に参加していたのは10歳~13歳までの男の子たち。彼女の1つ上のクラスでレッスンしている“強豪”たちは、結構速い球を打ってくる。この数年の歳の差はけっこう馬鹿にならないし、今回は厳しいかな・・・一生懸命がんばってくれればいいだろう、という気持ちで見守った。

初日のラウンドロビン(総当たり戦)は30分の時間制限つき & ノーアドコアリングのフォーマットで行われた。当初の予想に反し、兄さんたちに食らいつくYuu。初戦4-5、第2試合4-4、第3試合3-4と大健闘。速い球への対応がいつのまにか上手になっている。「とりあえず」でも返球できれば、相手のミスを誘うことができる。安定したトップスピンサーブと攻撃的なフォアハンドのショットも効果発揮。なにより、ボールに向かっていく気持ちの強さが全身にあらわれていて、わが子ながら「これぞスポーツマンシップ」などと感心してしまった。

得失ゲーム数の差で順位が決まるラウンドロビンは、終わってみれば2位。ダントツに上手い1人の選手に対しても接戦ができたことによってゲーム差が開かなかったのが勝因。

翌日の決勝は3セットマッ & レギュラースコアリング。相手は13歳のJonathan。「きっとかてないけど、思い切ってやる」と、爽やかに生き生きとした表情でコートに出たYuu。出だし第1セットは2-6で負け。今日こそは厳しいか。第2セットに入ってYuuのストロークが冴え始める。やや苦戦したサーブを何とか入れ、ストローク戦にまでもっていけると、かなりの確率でポイントが取れる。左右のコートカバーはできているが、前後に弱い。ドロップショットやコードボールで苦しむ。が、終わってみれば6-1で勝ち。第3セット、本当によく粘ったが3-6で負け。年上、格上を相手に、2時間近くかかった大熱戦、よくやりぬいた。普段なら負けを悔やんでさめざめと泣くYuuも、今回は残念そうながら表情が明るい。力を出し切ったときの清々しさを味わっているのだろう。

さいごに、試合を観ていたアカデミーのヘッドコーチからのご褒美。今度から上のクラスでレッスンを受けるように、とのこと。今回試合をした兄さんたちと同じクラスに入れる。コーチは北カリフォルニアで1桁ランキングをもつ名選手。今までのクラスでは何をとってもYuuがダントツに上手かったが、これからは追いかける立場。高学年~中学生の兄さんたちに混じって、技術も体力も1つ上のレベルを目指そう。