11月は学校の休みを利用して、Ishikawa Familyの旅行月間ということになっている。
放っておけばテニスばかりしてしまうので、少しは計画性をもってアメリカ国内を旅行しようと企てた第一弾は、11月11日~13日の2泊で訪れるヨセミテ国立公園。国立公園の中でも人気が高く、特に地元カリフォルニアの人がリピートするという評判を聞いていたので、とても楽しみにしていた。

Mountain Viewの我が家からは高速を乗り継いで東へ4時間。初日は時折雨のパラつく天気だったが、ホテルにチェックイン後、軽く数時間の公園内散策。ヨセミテ滝の短いトレイルをあるいたり、数日前に降ったと思われる雪で遊んだり。暗くなるまで散策して、2日目の活動計画のイメージを練る。ホテルは公園の西側ゲートから数マイルのところにある、Yosemite View Lodgeを選んだ。公園内には有名かつ高級なAhwanee Hotelというのがあって、興味はあったものの、高級すぎて断念。逆に、キャンプするという手段もあったのだが、寒いのは嫌でこれも断念。
明けて2日目は絶好のお天気。キリリと冷えた朝の空気が気持ち良い、気温は5℃くらいだろうか。8:30に公園に入って最初に向かったのが、絶景が望めるというTunnel View。
El Capitan、Half Dome、Glacier Pointまで全部見渡せる。刻々と表情を変える景色を写真におさめようと、本格的な装備の写真愛好家(あるいはプロの写真家)たちがズラリ並んでいた。
そのまま公園内の国道を35マイルほど南下し、訪れたのがマリポサ・グローブ(Mariposa Grove)。ジャイアント・セコイア(杉の一種)が林立する森。
樹齢2000年級の巨木セコイアたちを観察しながら、1.5時間のハイキング。こんなにデカい木は初めてみたんじゃないか。5年~20年に1度の割合で山火事に焼かれ、根元を黒く焦がされながら、それでもたくましく生き続けるセコイアの生命力はすごい。一番大きいもので、根元の直径8.5メートル、周囲29メートル、高さはボーイング747に匹敵するのだとか。松ぼっくり(スギ科の場合、杉ぼっくりなんだろか?)の大きさも半端じゃない。記念に持ち帰りたい衝動にかられるのだが、残念ながら禁止されている。
昼食を挟んで、お次はヴァーナル滝(Vernal Fall)という滝のてっぺんまで登るコースを2時間のハイキング。
滝の脇に、岩で作られた階段はせまく、急で、濡れていて、フェンスも何もないもんだから足がすくんだが、永遠に続くかと思えるような階段を昇りきってなんとか一番上まで到着。Yuuが一番ケロっとしていて、猛スピードであがって行ってしまう。AyaHideは追い付くのが大変。滝を真上から眺めるのは、アイスランド以来2回目。季節的に水量がすごく少ないらしいが、迫力のある魅力的な滝だった。
ちなみにYuuはこのハイキングの下り坂で、「膝が笑う」という感覚を初めて体験した。この日も暗くなるまで公園内を満喫し、ホテルに戻って部屋で簡単な夕飯を作って食べたらバタンキュー。
最終日3日目。昼までの時間を遣って最後のハイキング。前日のVernal Fallの影響で筋肉痛があったので、今回は平坦な道のりのミラー・レイク(Mirror Lake)コースを2時間ほど。
レイクとは言え、湖というよりは川を中心とした湿地帯のイメージ。水面に周囲の風景が映ることから、ミラーと呼ばれている。写真集でみたことのあるような、美しい「逆さヨセミテ」を堪能できた。ややオフシーズン、かつ朝早くだったため人も少なく、ひときわ静かなのがこれまた良かった。

正味2日間で見ることができたのは、ヨセミテ国立公園のごくごく一部(いわゆる有名な観光スポット)でしかない。Yuuも8歳になり、自然の美しさを愉しんだり、少し体力を要するハイキングもできるようになってきた。帰宅してすぐに「スケッチする」といって描いた絵に、彼女も愉しんだことがよく表れている、季節を変え、今度は春にでも再訪したい。