通常なら校庭にステージを設けて行われる卒業式だが、この時期にはきわめて珍しい雨のため急遽多目的ホールに変更。清々しい空気と明るい太陽の下で行われる式をちょっと楽しみにしていたのだが。
「あっさりしたモンよ、アメリカの小学校の卒業式って。」経験ずみの友人たちの評価どおり、ユルい感じで、カジュアルに、さらーっとしたものなのだろうと想像しつつ、一応AyaHideも正装らしき格好で臨んでみた。こんなのは2007年の入園式以来。
やはり、ユルい感じで入場準備をする卒業生たち。ドレスにヒールを履いた女の子もいれば、かろうじてボタンがついたシャツにスニーカーの男子もいて、装いも様々。でもこの感じ、全然嫌いじゃない。
そして式の中身はというと・・・・素晴らしかった。
校長先生の心温まるスピーチに始まり、卒業生代表のスピーチ。その後各クラスから2名ずつの代表が学校生活を振り返る詩(Ode)を朗読する。ここまではまぁ、日本の卒業式でもよくある式次第かもしれない。
続く卒業証書授与では、73人の卒業生が1人ずつ呼ばれてステージの中央で参列者に向かって立つ。会場の注目がその1人に集まるなか、隣の演台でマイクをもつ担任の先生が生徒を紹介し、1人ひとりのために準備したお祝いの言葉を語りかけるようにして読み上げる。そして校長先生からの卒業証書授与。1人あたり30−40秒をかけて行われるこの儀式は、とてもパーソナルで、心がこもっていて、感動的だった。足並みそろった入退場も、起立・礼も、一糸乱れぬ校歌斉唱もないけど、アメリカの小学校卒業式、侮れない。ハンカチを準備しておいたのは正解だった。