家事に参加する夫(皿洗い、料理、掃除など)に対して発せられるちょっとした妻の言葉、それに傷つく夫の姿、「妻の何気ない一言が、夫の家事参加をさまたげている。」のキャプション・・・・。うーん、これ、全然共働き家族の応援になっていない。
そもそもね、家事労働は妻がやるもの、という前提に立っているところがバツ。
"妻がやるべき仕事をせっかく夫が手伝っているのに、何気ない一言でイチャモンつけるのは止めましょう。夫のやる気を殺いでしまいます。"
って言いたい訳ですよ、これ。きっと男性だけのチームで作ったCMだと思う。しかも、その大半は専業主婦をもっているに違いない。・・・と、断定してしまってはいかんのだけど、作り手の意図にあまりにも昭和の香りが漂っている。本当の意味で夫婦で両立を実現している人、あるいはしようとしている人ならこんなメッセージにはならないはず。
「その一言が、俺を掃除(洗濯/料理)から遠ざけた」 ってあるけど、これにも異議アリ。
"俺が遠ざかっても、本来は妻がやるべきことなわけだから、家庭生活に支障は生じない"
と思ってるんでしょ、つまり。
健全な家庭生活を維持するために必要な仕事に対するオーナーシップをもっている人(あるいは積極的にもとうと思っている人)の発言とは思えない。
Ishikawa Familyでは、このCMで妻が吐いている「家事ハラ」発言の半分は、Ayaが日ごろからHideに言われていることに近い。特に掃除に関するくだりはドンピシャ。彼の掃除の才能にはAyaは到底叶わない。一方で食事を作ることに関しては、Ishikawa家において私の右に出る者はいない。
自分が得意なことを活かすことで、夫婦で責任分担して家庭生活をより良いものにしていくのが、本当の「共働き家族研究」だと思うんですけどね。。。そうすれば、ハラスメントのレッテルを張られてしまった数々の発言は、夫婦がお互いの苦手領域を茶化すジョークとなり、また相手の得意領域を際立たせる賞賛の言葉にさえなるんじゃないか。
へーベルハウスさん、そんなCMじゃぁ、お宅で家を建てる人は増えないと思うけどね。