年に1回の健康診断(人間ドック)、今年は一時帰国時ではなくこっちで受けることにした。
だって、日本人のドクターとナースがいて、すべてを日本語で対応してくれるクリニックがあるんだもん。わざわざ一時帰国の貴重な時間を健康診断に費やす必要がない。
向かったのは家から1マイルもないところにある、Kobayashi Clinic。一般内科診療からプライマリケア、人間ドック、アンチエイジング治療なども扱っているらしい。朝一番にチェックインすると、すぐに控え室(個室)に案内してくれた。ここには大きなソファーがあって、日本のマンガや本を読むことができる。検査中は専有できるので、待ち時間をリラックスしてすごすことができる。
すぐに検査開始。検尿、採血、目や耳の検査、心電図、腹部超音波など、一気にテキパキと進んでいった。
この日のメインイベント(?)は初めて挑戦する胃カメラ。これまではバリウム検査をやってきたのだが、このクリニックでは胃カメラを推奨しているとのこと。X線を使わないし、胃・十二指腸・食道を直視できるので確度が高いのだという。
胃カメラといえば苦しいというイメージが強い。が、ここは口からではなく鼻から入れるカメラを使うため、苦痛が軽いという説明を事前に聞いていた。なぜ苦痛が軽いのか。理由は主に2つあるらしい。まずはカメラのサイズ。口から入れるタイプは直系が1センチほどあるのが一般的らしい。このクリニックで使っている鼻からいれるカメラはその半分の5ミリ。もうひとつは、口から入れた場合にはどうしても舌の根元部分とのど仏を通過せざるを得ず、いわゆる「オエーェッ」となる咽頭反射が起こってしまう。鼻の場合にはそれらの反射が強い部分を通過せず鼻から食道にカメラが抜けるため、楽なのだとか。
「まぁ、女性で出産を経験されている方の場合、男性よりもよほど苦痛に強いので、Ayaさんは大丈夫でしょう」
と、心強い(?)説明も受けた。
いざ検査開始。最初に左右の鼻の穴をチェックしどちらがカメラの通りがよいかを調べる。左に決定。次いで“気持ちを落ち着ける”錠剤を半錠、口の中で溶かしてのむ(水を飲めないから仕方ないのだが、苦い・・・)。続いて、胃の中の泡を消す効果があるというシロップ状の薬を飲み、胃腸の動きを止めるための筋肉注射(痛い)。次に麻酔。鼻の中に噴霧するタイプの麻酔を2発(苦い)の後、ジェル状の麻酔を2種類それぞれ鼻から入れる。錠剤のせいで気分がフワフワした感じになり、麻酔によって鼻の奥から喉がしびれてくる。
「じゃ、始めますか」とドクター。事前処置が想像より色々あったせいもあって、気持ちは落ち着いていた。先端から光を発する黒い管が鼻の中に入りそこから喉へスッと抜ける・・・・はずだった。どうやら思ったより鼻の穴が小さいらしい。挿したり抜いたりを数回試みるドクター。苦戦している様子。一度休憩を挟んで再挑戦し、ようやく通過(抜ける瞬間粘膜が傷ついて鼻血が出てしまった)。
喉から食道に入る瞬間、「ゴクンとつばを飲んで」といわれるので従うと、カメラはスッと食道へ。異物感があるのだが痛みはない。一度、管がのど仏に触れたのか、「オエェッ」となったが胃はからっぽなので大して辛くはなかった。
何度かカメラを上下させて撮影した後、管から空気を送り込んで胃を膨らまして細部まで撮影。所要時間数分で検査は終了した。
なんだ、想像したよりずっと楽。鼻血が止まるのにしばらくかかったり、麻酔が切れた後の鼻の傷が少しヒリヒリしたが、いずれもたいしたことはなかった。
慢性胃炎の診断が出たので、念のためピロリ菌の検査をし、最後に少し離れたところにある検査医院で胸部レントゲンを撮って、今年のドックはおしまい。ところでピロリ菌ってなんだ?!胃の出口あたりに棲みつき、胃壁を傷つける細菌で胃がんの原因になりやすいのだとか。抗生物質で除菌することができるので、治療をすれば胃がんにかかる可能性をぐっと下げることができる。
結果は数週間後。何もありませんように。
「その場で分かる診断結果」を聞く限り、Hideにはダイエットが必要そうでアル。
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