10歳で出場する最後のトーナメントは北カリフォルニアで最高レベルの大きな大会となった。
そこで、小さいけど大きな快挙を実現。1回戦で対戦したのは、実力的にはYuuの方が少し上かな、という選手。シングルスでの対戦は初めてだったが、まぁ、よほど崩れなければ勝てるだろうとは思っていた。
が、終わってみれば6-0、6-0の大勝利。野球で言えば完全試合。この日はウォームアップの時から集中力が高く、ボールの当たりが厚い感じはしていたが、ここまで良い内容の試合が出来るのか!? と驚いてしまうほど。
フォーム、打点、フットワークなどの技術的なところはもちろん、集中力、攻撃性、相手のボールの読み、ポイントの組み立てなどの戦略まで、どれをとっても良いところだらけ。ファーストサーブ確率81%、ファーストサーブポイント76%などの数字にもしっかり表れていた。何より、コートで生き生きとしているYuuの姿が、ほんとうに眩しかった。
積極的にネットに出ているがゆえ、頭上を抜かれるロブもあったが、猛ダッシュで追いついてフェンスギリギリのところから上手に身体を翻して返球。浅く戻ってきたボールを沈むパッシングショットで抜いてポイントを取るなど、 静かに観戦することをモットーとするAyaHideも思わず「カモン!」と言ってしまうような好プレーもみることができた。
勝てるはずの相手だったという点では、当然といえば当然の勝利(だから小さな快挙)。一方、技術面、精神力などの課題を克服することに努めてきた本人と私たちにとっては、記憶に残る大きな快挙になった。
自信に満ちた満足な表情で戻ってくるYuu。普段なら勝った試合でも2つ3つ反省点があるのだが、この時ばかりは褒めちぎり。もっている実力をキチンと出して自分のテニスをするということが、どんだけ気持ちの良いことか、しっかり覚えていて欲しい。
2回戦は今週末。強豪との対戦にワクワクするYuu。そうそう、その調子。
今日から長い夏休み。良い練習ができれば、また一皮むけることが出来るのではないかと期待は膨らむ。
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