2014/01/20

試合中に強くなる(1)(Aya)

試合中に強くなる(成長する)という現象が続いている。

(1)練習で自信をつけ、(2)格上の選手に挑戦し、(3)苦戦するも乗り越えて、(4)勝利または善戦する、というパターンが3大会連続でみられる。
(1)、(2)はいつものこと。だがこれまでは(3)でつまづき、(4)が自分のプレーができず敗戦、というパターンが主流だった。

(3)は、試合中にコートの上で独りきりで解決しなければならないこと。それだけに幼いYuuには難しい。技術面の向上に伴って、これができる精神面の強さがついてきたのはとても嬉しい。

連休の今週末、臨んだのはChampionshipレベルの大会。ランキング条件がある大会で、取得ポイントも大きいため、多くの強豪がエントリーしている(Yuuのランキングは現在40位で、条件は満たすことができた)。

盛り上がる全豪オープン、錦織選手がかつてのライバルD. ヤングに快勝する試合を観戦して勇気をもらい、近所のコートで練習した後、1時間半離れた会場にむかった。

初戦、身長差50センチちかくある身体の大きな選手に快勝。大きさの違いだけではもはや勝敗に影響しなくなってきた。夕方からの2回戦。これまた大柄で、自信にあふれ不敵な笑みを浮かべる選手との対戦。8番とはいえシードのついた格上選手。さて、どういう戦いをしてくれるか。

第1セット、3-1リードから相手がペースをあげてきた。体重が乗ってスピンのかかった重たいボールにYuuの対応が遅れる。3-5まで追い詰められたところで、1ゲーム挽回のチャンスがありつつも、押し切られて3-6。1つでも返しておけば次に繋がったのだが、苦しい展開。

第2セット、ここで気持ちを切り替えたYuuが良いプレーをみせる。相手の球種になれてきたのか、早めの打点でボールをとらえることで、リズムを作らせない攻撃的守備でポイントを展開。5-2までリードする。ここから、セット挽回を意識してしまったのか、球威が落ちるYuu。守りに入ると打点が少しだけ下がってしまうのが弱点。押し戻されて5-5。中盤から相手選手のプレー態度が悪くなり、Yuuに対して精神的プレッシャーを強めてきた。威圧的な態度や言葉、ミスしたときにボールやラケットを打ちつける行動などで揺さぶりをかけてくる。やりにくい環境でも落ち着いていたYuu。なんとかその後2ゲームをとって、第2セットは7-5で逃げ切った。

Championshipsでは、ファイナルセットをフルセットで戦う。これはYuuにとっては初めての経験。10分休憩があってその間はコーチや親と話すことが認められている。試合時間は2時間を越え、日がすっかり落ちてしまった。Hideとの会話の中で「疲れた。嫌なことを言ったりする選手だから、やるのが辛い」というようなことも言っていたらしい。Hideからはサーブの精度を上げることと、早めにボールをとらえるようアドバイス。

ファイナルセット、序盤から高圧的な態度が加速度を増す相手選手。とあるポイントをどっちが取ったのかで揉め事が起こった際には、勢いで押し切られてしまい、嫌な予感。ここまでくると完全に精神戦。渋々プレーを再開したYuu。やはりここでも驚くほど落ち着いていた。しっかりポイントをとってそのゲームを制すると、相手の気持ちが切れてしまったらしくプレーが一気にバラバラに。無茶なショットでミスを連発。チャンスボールをとらえることもできなくなり、Yuuの6-2勝利。

初のフルセットマッチは2-6、7-5、6-2。嬉しい一勝となった。

苦しい場面でも、自分のプレーへの自信を失わなかった。精神的なプレッシャーに対しても、やるべきこと(テニス)に集中することで上手に対処することができた。Yuuのちいさな身体の中で、心と技術がお互いに支えあって、よいパフォーマンスを引き出していることが、親の私たちにはよく見て取れる試合だった。

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