2012/05/06

女子12歳の部に初挑戦(Aya)

ハイ週末、はいっ試合。
こどもの日もシンコ・デ・マーヨ(メキシコの祝日。ヒスパニックが多いこのあたりではあちこちでお祝い行事が行われる。)も今年はパスして、土日で行われるトーナメントに臨んだ。今回は初めて12歳の部(初級)に挑戦。初級とはいえ対戦相手はみな身体が大きい、つまり、ボールは重く速くなる。「いまのYuuには速いボールへの対応と試合経験が必要だから12歳に挑むべし」というコーチのアドバイスもあって、本人もやってみる気になった。

土曜日9:00試合開始。早起きしてHideとのウォームアップを済ませてから向かった会場には、Yuuが肩までしか届かないような選手ばかり。“How old is he?” “Ah, actually that's she... and she is 8”・・・・他の保護者たちとのこの会話、何回繰り返しただろう。

さて初戦。まだ試合経験は浅そうながら、スライス系の深い球を打ってくるお姉さん相手に、無理のない安定したショットで応戦。失敗が連続して気持ちが萎えそうになる場面もなんとか切り抜けてストレートで勝利。

公式戦では久々の勝利に親としても胸をなでおろす。
個人コーチのフレッドも、空いた時間を使って観戦に来てくれていた。試合後、すぐに彼に駆け寄って報告をしアドバイスをもらう彼女。こういう時に親はでしゃばらない。2人の会話の内容は気になるが敢えて距離をとり、しかたないから望遠レンズを使って2人の姿を盗撮。定期的に習うようになって2ヶ月弱だろうか。すっかりYuuが尊敬&信頼するコーチになった。

実は今回の試合を視野に、サーブに入るときのルーティーンを特訓してあった。教えたのはHide。ラインにつく → 相手を見据える → はっきりと大きな声でスコアを言う → ボールをつく → サーブのモーションに入る。当たり前の動きを毎ポイント同じペースで行う癖をつけさせた。これが、絶妙の効果を発揮。前のポイントが良くても悪くても一旦気持ちをリセットすることができ、また、同じ動きを繰り返すことでサーブの安定度がグッと増す。

続く2戦目。今度はAyaよりも背が高く、体重ははるかに重いであろう相手・・・しかも初戦で第2シードをタイブレークの末破っている。「勝ち目はないのだから、ひとつでも多く良いショットを出せるように頑張ってこよう」と、送り込む。序盤サービスゲームをキープする場面もありハツラツとしたプレーが見られたが、なかなかゲームをとることができず、徐々に気弱になったのもあって畳み込まれ、1-6, 2-6 で敗戦。ミスが出る(あるいは打ち負ける) → 気持ちが凹む → 足が動かなくなる → ますますポイントがとれなくなる の連鎖に陥っていく娘の姿を見ているのは、本当に神経を使う。この場から立ち去って散歩でもしているほうが気が楽、と、何度思っただろう。

「Yuuもだけど、俺たちも(心を)鍛えなくちゃなんだよ」と、Hide。試合のたびに週末を丸つぶしにし、炎天下で観戦 & 待ち時間をすごし、勝っても負けても子どもを励まし、勝つ姿も負ける姿も心静かに見守る・・・聖人じゃあるまいし、私にそんなことができるのだろうか。

1勝1敗で終えた土曜日から明けて日曜日、またもや9:00スタートのプレイオフ。Hideとのウォームアップは前日に課題として目立っていたフットワークと、対戦相手を見据えた左右の打ち分けを中心に45分間。勝ちたいYuuと勝たせたいHide。気迫すら感じられる良い練習だった。

緊張の試合開始(緊張してたのはたぶん私だけ)。相手は2歳上、華奢だけど長身の選手。サーブやボレーは初級だが、安定した返球と、思い切りの良い攻めのショットが打てるのでラリーが長くなる。そうそうウィナーを決められる相手ではないので、積極的に左右に振ってミスをさそっていかなければポイントが取れない。4-2リードからYuuのミスが続き2ゲーム連取され4-4、またも(私が)胃痛を起こしかけたところで、相手のラインコールを不服としたYuuがレフリーを呼ぶ。「セルフジャッジの試合では、相手側のコートに落ちたボールについての判断は相手のものだから、覆らないんだ」と、当然のアドバイスを受ける。ああ、ここでキレてしまうのではないだろうか・・・・暗雲たちこめるAyaの頭の中。

黒い予想に反し、Yuuの対応はきわめて冷静だった。判定アウトが確定したのは彼女のファーストサーブ。次のセカンドサーブに入る時には例のルーティーンをしっかりとこなしポイント連取。そのまま6-4で第1セットを取ることができた。

続く第2セットも、開き直って速球で攻めてくる相手になんとか対応。負けたくない(=ミスしたくない)気持ちから、ショットがコート中央浅めに集まる傾向が強まったが、終わってみれば6-1。

「3位なのにトロフィーじゃない・・・」と、メダルには不服そうなYuu選手。そういうところはやっぱりまだ8歳女児なんだよね。

それにしてもつくづく思い知らされるは、3セットマッチの厳しさ。ずっと好調で勝つことなんてまずもって不可能。必ずやってくる不調の波や気持ちの乱れにどうやって克っていくのかが試される。親やコーチに話しかけることが許されない孤独な環境で、よく戦い抜けるもんだ。

喜ぶのもつかの間、いそいそと車に乗り込んで出かけたのは次の試合会場。そう、日曜日はクラブ対抗戦の日でもある。車の中で軽くサンドイッチをかじっただけで、再び炎天下3時間の試合をこなした。4ゲーム先取のショートセットをコロコロと繰り返す形式の団体戦。シングルス5試合、ダブルス3試合を戦ってなんと全勝。フットワークが冴えていただけでなく、ポイントの組み立てが上手く、頭を使ったテニスができていた。他の選手や保護者からも注目を浴び、本人にとってはちょっとしたヒーロー経験になった。

試合経験から学ぶものは計り知れない。勝っても負けても、必ず大きな収穫がある。

帰宅、ちょっと休憩、食事、を済ませると早々に熟睡に入ったムスメ。手足や顔だけでなく目まで日焼けして赤くなっていた。今週末は、本当によくがんばった。

私には、テニスの技術や試合の戦術を教える能力も、勝ち負けに一喜一憂するYuuの心の支えになってあげられる精神的強さもない。ならば、よりよい練習環境を作るべくコーチやライバル選手の保護者との連携をとったり、試合計画を立てたり、体調や身体の成長の糧となる食生活を心がけたり、その辺を細々と、これからも頑張っていこう・・・かな。

とりあえず乾杯。

次のトーナメントは月末の連休を考えている。

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